皆さんの応援が必要です!

現在の制度上、「工賃が高い事業所のみが高い評価を得る」ということになっています。

 

当たり前に、「就労支援」というからには「仕事」「お金」が大切なのはいうまでもありません。

 

充実した作業で、充実した利益を上げている素晴らしい事業所は多くあります。

 

しかしながら、昨今は日本全体が不況に陥っているわけで、それが我々の業界に全く影響がない、などということはありません。

 

僕の感じている流れでは、「就労支援事業所」は今後ますます「工賃特化型」と「コミュニティー型」に二極化していくのではないかと感じております。

「工賃特化型」は、文字通り「高い工賃を稼ぐ(作業利益を上げていく)」ということに振り切った事業所。

もちろん、その分タフだったり、多くのスキルが求められたりがあると思います。

 

一方、「コミュニティー特化型」というのは、生産活動をしながらも、「存在」や「居場所」がキーワードとして存在するイメージです。

 

そこで大切なのは、「コミュニティー特化型」が、ただ緩いとか、ただダラダラとやっている、というのは違うのではないかな?と。

 

今、僕が考えているのは「コミュニティー特化型」で生産活動をしつつ、生きる上で必要な物事の考え方や知識・情報などを学び、そのままコミュニティー特化型で行ってもいいし、どこかのタイミングで「もっと稼ぎたい」「もっと稼げるかもしれない」と思ったタイミングで「工賃特化型」が選択肢として選べる。

 

もちろん逆に、「工賃特化型」で仕事をしていたのだけれど、少し自分を見つめ直す時間だったり、もう少し世の中のことを知りたいということで「コミュニティー特化型」が選択肢としてあったり。

 

これは障がい者に関わらず、日本では大人になってから学ぶ機会がほとんどありません。

 

勉強する人は学ぶことが習慣になっていますが、そうでない大人たちがひどく多いという印象を受けます。

 

僕らの事業所では、「コミュニティー特化型」として、もちろん、「就労支援事業所」であるわけなので、今以上に作業で収益を上げていくことは大前提です。

 

しかし、そこを優先するあまり、当事業所の良さを潰してしまうことはしたくありません。

 

利用者さんだけではなく、僕たちスタッフも、日々学び、この生きにくさが増してきている世の中で、どう幸せを感じながら生きていくか。

そのために、僕には、僕らには何が必要なのか。お金はとても大切。しかし、全てではないのではないか。

 

日々学び、同じコミュニティーの中で互いに潰し合うのではなく、相互扶助で支え合い、誰か一人がこのコミュニティーの幸せを独占するのではなく、みんなでこのコミュニティーの幸せの総量を上げていく。

 

ありがたいことに、僕らのスタンスを応援してくださる方も多く、より一層、ブレずに強く進んでいきたいと思います。

 

そんな中、「応援したいのだけれど、何かできないか?」というありがたいお言葉をかけてくださる方もいらっしゃいます。

 

当然ですが、そのような言葉だけでも大変嬉しく、ますます頑張るぞという気持ちにさせていただいております。

 

しかし、当事業所も、潤沢に資金があるわけではありません。

僕の考えている「学びを大切にした就労」をもっと掘り下げていくにも、事業を展開していくにも、「お金」が必要です。

そこで、僕たちのことを応援したいけど何ができるだろうか?という方に、「僕らのことを応援できる券」を販売したいと考えております。

 

僕たちはその「応援」に対し、めちゃくちゃ感謝し、「応援金」を使わせていただき、必ずより良いものや仕組み、空間を作って行きます。

 

応援よろしくお願いいたします。